おもしれ~アート【3選】





アート作品を美術館や展覧会で鑑賞する時、
こんな風に感じたことはありますか?



(アートのことなんて何もわからないし、自分が見ても理解できないかも)

(アートの面白さとか、よくわからない)



私は、あります。
アート作品をまだあまり見たことがなかったときはそう思っていました。

西洋絵画の展覧会に行っても「へえ~綺麗な色だね~」という感想しか浮かばず、
展覧会から帰宅して寝る頃には 1、2作品くらいしか印象に残っていませんでした。
だから現代アートなんて私にとっては、もっともっと難解で近寄りがたい。
そんな風に感じていました。


でも、最近気づいたことがあります。
人との出会いの度に相性ばっちりで超~仲良くなって好きだなと思えることなんて、
ほとんどありえないですよね。
(全員愛せたらいいのにと思うことはあるけど!)

で、
アートもハマるものとハマらないものがあると思うのです。



だから、この幅広~~~~~い世界の全部に「アート」と聞いただけでフタをしてしまうのって、起こり得たかもしれない最ッ高な出会いごと隠しちゃう可能性があるんですよ。
寂しくない?!

それにアートは誰かのために在るわけじゃないし、
あなたが目の前にある作品に対してどんな感想を持とうが、どう解釈しようが、
その作品の知ったこっちゃないのです。

てことは、あなたは自由にアート作品とコミュニケーションしていいのです。




今回は私が

(ふ~ん、おもしれ~アート。)

って思った作品との出会いの思い出を3つお話しするので、

もしもこれを読んで

(ふ~ん、おもしれ~アート。)

と思ったら、ぜひアートの展覧会に行ってみてくださいね。
約束だよ





一作品目
長谷川繁《タイトル無し》(1996)



この作品と出会ったのは、
愛知県美術館の「アイチアートクロニクル1919-2019」展の時でした。

この作品が展示されていた空間はかなり広く、部屋の中心に一枚の壁がありました。
これは壁の向こう側に展示されていたため入室すぐには目に入らない位置にありました。


だけど作品が目に入った途端、視線が釘付けになりました。

作品はたぶん、生肉の絵でした。
イメージイラストを描いたので、貼りますね。



そう、ちょうどこんな生肉の油彩でした。

でもね、生肉だから釘付けになっちゃったわけじゃないんです。

この油絵 3メートル あるんですよ。


デカ過ぎるって!


ほぼ自分の二倍の生肉が突然壁の向こうにいたら、人間ってジッと見ちゃうんですよ。
私は見ながらしばらく美術館の中とかでも関係なくおもろくて笑っちゃったんですけど、
でもやっぱり気が付くとジッと見ちゃっていました。


筆の塗り方が若干荒々しくて
こんなにドでかいのに、
それでも生肉だと思わせる絵の巧さ、すごいな......

てかなんか足の裏にも見えてきた

いや、なんで?生肉な気がしてるけどやっぱ違う気もしてきた

そもそもなんでこんなデカく描いたの(笑)


と、見ながらどんどん謎が増えていくのが面白かったし、

今考えても謎は解けてないけど印象に残った出会いでした。



 


二作品目
マーサ・ロスラー《キッチンの記号論》(1975)


作品のイメージ図を描きました。


この作品との出会いは、たしか現代アートの本の中で見かけたんだったかな。
映像作品だったので自力で調べて見てみました。

そしたら 大人しそうだけど力強い瞳の若い女性がキッチンに立ち、アルファベット順にその頭文字の調理器具を手に取っていくという内容でした。

これだけ聞いても なんでおもしろいの?という感じかもしれませんが


終始真顔で

調理器具を シャッシャッ!

と、

憎悪出ちゃってるよ~!

って動きをしていて
それがアルファベットの順番で続けば続くだけ笑えてきました。
気になったら見てみてほしいです。

日本語だと何も出てこないかもしれないので、一応英語の作品名も載せておきます。
(Semiotics of the Kitchenという作品名です。)

あとこの作品は、見終わってから
なんであんな怒ってたん?とじわじわ面白さと一緒に疑問が湧いてくるのも、
愛しちゃうポイントでした。







三作品目
松田将英《Final Answer》(2021)


三つ目の作品との出会いは特に衝撃的でした。

熱海の閉館したホテル「ニューアカオ」で展示されていた作品です。
このホテルは、ATAMI ART GRANTという芸術祭の会場でした。


廃ホテルが会場になっているのも、作品との出会いの強度を強めていました。


いやあ、場所性が強かったですね.......

古臭い匂いと薄暗い照明の気味悪さ、そして対照的に豪華絢爛な内装。
この場所に負けないような作品を作らなきゃいけない作家さんたちは大変だなあと思いました。


でもこの作品は特に難しかったと思うのです。

何故なら展示場所が✨スイートルーム✨だったので......


一体どんな作品が来るのかなと思っていたら、
スイートルームの二階に和室がありました。




和室には窓のような部分があったので覗いてみたところ





ええ!

セブンイレブンのレシートの掛け軸じゃん!!!!


しかも購入品も、ちゃんと飾ってありました。無調整豆乳があったよ。



全く意味は分からなかったのですが、最高過ぎて誰かに伝えたくなりました。

でもあいにく一人で来ていたので共有できる相手がいなくて、たまたま横で作品見てた人に
「めっちゃおもろくないですか......?」と話しかけてしまったのはいい思い出です。
(「おもろいですね!」って返してくれてやさしかった)






いやあ~
私の作品との出会いの思い出話を聞いてくれてありがとうございました。



ここまで読んでみて、

おもしれ~アート


って少しでも思ってもらえましたかね?

愉快さと興味深さの両方のユーモア、アートなら、どっちも手に入れられるので

おもろいもの知りたすぎ~~~!
っていう貪欲な方、きっと色んな作品と仲良くなれると思います。私が約束しますから、trust me



さて今回はあえて作品の解説みたいなことはしなかった(というかできない)ので、
取り上げた作品について紹介されているHPを引用しておきます。

気になる方は見てみてください ☆ニ

一作目 ◁「豊田市美術館」のHPです
二作目 ◁「MAT,Nagoya」のHPです
三作目 ◁「四肢の向かう先」のHPです




ではまた!

コメント

人気の投稿